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木材の等級(グレード)

木材製品の化粧材・面への等級(グレード)の見分け方の説明です。
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化粧面の現し、見え掛かりの取り方
製品の寸法・種類により、化粧材の等級基準は多少異なりますが、平均的な基準としての具体例で紹介します。
格付け  化粧材(面)とは、家屋が完成した際に剥き出しとなり、人目に触れる部分(見え掛かり)のことです。
 
 下記のイラストの青の面や部分が化粧面として施工の際に活かされるように、等級を付けていきます。
 尚、下記のイラストの見え掛かりの取り方は、一般的な家屋によく使われる一例で、他にも材木の形状、種類によって多種多様な違いがあり、依頼主の要望に応えた取り方(特別注文材)もしていきます。
 等級の付け方のおおまかな具体例としては、三面が無節の場合
「三方無節」、二面が無節で一面が上小の場合、「二無一上」、と、いったふうに表示していきます。(下記イラスト参照)

「柱材」の化粧面の取り方参考例
 三面が化粧面となる場合。
 無節だと「三無」。一面が無節で、二面が上小だと「一無二上」。
 一面と一面下半部が化粧面となる場合。
 一面が無節で一面下半分が上小だと「一無下一上」。
 角両面部分(チリと呼びます)が化粧部分となる場合。  一面と、その両角(チリ)が化粧部分となる場合。

「平割材」の化粧面の取り方参考例
 木表(板目部分)と横面(柾目部分)と木裏が化粧面となる場合。  木表(板目)が化粧面となる場合。  木表(板目)と片側横面(柾目)と、その反対側の角部分(チリ)が化粧面となる場合。

化粧面の現し、見え掛かりの等級決定基準。
生節化粧用一等
いきぶしけしょうよういっとう
構造材の一等
 大小の節がたくさんあり、強度的に全く問題無い程度の若干の死節やハチクライ(虫食い穴)等も混入しています。

床板、壁板(フローリング、パネリング)の一等

 大小の節はありますが、死節やハチクライは入りません。(死節等は節埋め加工してあります。)
小節
こぶし
 直径約25o以下程の節が1m間隔に一個ぐらいずつ点在しているイメージです。
上小節
じょうこぶし

 直径約10o以下程の節が1m間隔に一個ぐらいずつ点在しているイメージです。
特選上小節
とくせんじょうこぶし

 エンピツの芯程の大きさの節が2mに1個ぐらいあるイメージです。 
木目や色合いもある程度そろった物で、アテもあまり入りませんが、ヤニ、カスリは若干あります。
無節
むじ

 節のまったく無い物です。
 木目もや色合いもかなり揃い、アテもほぼ入っていません。 ヤニ、カスリは極小さくあります。

赤材・白太材・源平材の見方
白・・・ 化粧面が白太だけの材杉材のみ
 白太部分は、木の表面を守っている外周部分なだけに、無節の美しい白材は、あまり多く採取できず希少品として珍重されます。 ゆえに、あまり見かけない個性的な美しさを求めて、白材のみをオーダーされる方もいます。
源平・・ 化粧面に白太と赤みが両方出ている材
杉・桧製品は、基本的に源平材
 杉と桧では、白太と赤みの部分の色合いの違いは、杉の方が比較的ハッキリ出ます。ゆえに杉材では、源平材を視覚効果として、意図的に選んで使用される事があります。
赤・・・ 化粧面が赤みだけの材
 木の部分で一番耐朽性が高く、色合いも美しいので、高級材として扱われます。 木の性質上、節が出やすい芯に近い部分から採取されるため、無節の物は希少価値の高い最高級品として重宝されます。

野材、大壁用
一等・・・・・・金角と丸み付きがあります。  多少の死節、ハチクライ、目割れ等も混入しています。

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